外反母趾(足の親指が曲がって突き出た部分に痛みがある)
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外反母趾は,ヒールの高い靴を履く女性に多い病気ですが、必ずしもそうではありません。
足の親指が外側に「く」の字に曲がり、親指の付け根部分が突出してくるのです。
親指は正常な足でも5〜10度曲がっています。
曲がる角度が15度から18度が軽症、20度以上が要注意とされています。
ひどくなると親指が隣の指に乗ってしまうこともあります。
特に親指の長い人は,ちょっと親指の先端が圧迫されるだけで、簡単に
内側に曲がって、隣の指の上に乗ってしまうのです。
あわない靴をはき続けるうちに、親指の付け根の関節部分で脱臼し、完全
に曲がってしまうわけです。
この状態になると、突き出た部分が靴に当たって炎症を起こし、痛みます。
また付加が集中するために、つま先にタコができたりします。
若いときに無理にヒールの高い靴を履いていたせいで、中高年なってから
外反母趾の痛みがでることもあります。
対策として、ハイヒールや先が極端に細くなっている靴は避けます。
軽症ならば、器具を使ったり靴を替えたりするすることで治りますので、もう一つの対策としては 横のアーチ(親指の付け根から小指の付け根にある)の低下を抑えるために、土踏まずより前の中央部にあたる部分にパット入れて高くします。

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