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糖尿病の方が日常生活で注意すべき点
毎日足をよく観察する
- 足の間や足底は、鏡を使ってチェックする。:水泡、切り傷、被かき傷、変色、腫れ、魚の目、たこ、皮膚の乾燥・亀裂(ひび)局所痛、感染症
- 異常に気づいたら主治医に相談する。
- 目の不自由な人は家族にチェックしてもらう。
足湯を毎日行う
- ぬるま湯や皮膚に刺激のない石けんを使って足を洗う
- 洗い終わったら柔らかいタオルで水分をよく拭き取る
- 足の指はよく丁寧に拭く。
入浴の際は熱傷に気をつける
- 風呂に入るまえに必ず湯の温度を確かめる(40度以下)
低温熱傷に気をつける
- ヒーター、こたつ、電気毛布などの温度調節
- 足の近くの温度を測定して40度以上にならないよう気をつける
熱傷に気をつける
- 熱湯の入った瓶や湯たんぽ、電気ヒーターに直接足を付けない
- 夜、足が冷えたらあらかじめ暖めた厚手のソックスを履く
- 湯たんぽはしっかりふたを閉め、毛布、タオルでくるむ
怪我や熱傷を受けやすい場所は素足で歩かない
- 夏の砂浜、プール周囲のセメント、アスファルト上は注意
足をすやけさせない
- 足をぬらしたまま放置しないで水分を拭き取る
- 汗が多い場合は靴下をこまめに取り替える
- 足に直接粘着テープなどを貼らない
お灸、鍼治療など、皮膚を傷つけることを避ける
椅子に座る生活様式が好ましい
- 和式の生活では座りだこやくるぶしたこができやすい
- 足の感覚が鈍い、むくみのある場合はたこができやすい
禁煙を実行する
- たばこを吸うと,足の血の流れが悪化する
爪の手入れは正しい方法で行う
- はさみや鋭利な爪切りは使用しない
- 爪用のヤスリを使って、まっすぐ、指と直角にけずる
- 短く削りすぎない
履き物の注意
- 靴は履くまえにチェックする:中に小石や異物や破れがないか
- 靴選びは履き心地のよい点を第一のポイントとし、外観や流行にとらわれない
- 何種類かを用意して,目的に応じた履き訳をする
- 新しい靴は、履きならしに十分時間をかける
- 強い変形や靴ずれをおこして市販品があわない場合は、主治医のアドバイスを受けて、専門家に相談する
糖尿病のフットケア 新城孝道 著より抜粋