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加齢変化
- 骨密度
骨密度は40代程度から減少し始め、70歳を迎えるころには、成人の約75%になってしまいます。従って、転倒や骨折の予防が年配者の靴選びは大切なポイントとなります。 - 機能低下
筋力・靭帯・血液循環ともに加齢に伴い、衰えます。従って、軽量の靴選びは大切なポイントとなります。 - 皮膚感覚
皮膚感覚にも衰えが見えるため、靴内の環境が大切になります。通気性や衛生面に配慮が必要となります。 - 歩行変化
老化につれて、歩幅、歩行速度は減少します。左右の足の開き幅は、加齢とともに、増加する傾向にあります。歩行速度にも比例しますが、加齢に伴い遊脚期が減少し両脚支持期が上昇します。踵の上がる角度も減少し、いわゆる「すり足」歩行となります。
- 骨密度
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靴のフィッティング
素材は柔らかく通気性の高いもの、アウトソールは軽量化とかえりに特にポイントを置いてください。
- 太すぎる靴型は要注意
靴選びの際、幅広すぎる靴型や足囲が大きすぎる靴型は、重さを感じるようになるとともに、歩行の妨げとなります。あまり大きすぎる靴型は考えものです。また、肌への感覚を柔らかくするために、ソフトな素材が良いでしょう。 - ヒールの高さに注意する
転倒予防のためには、ヒールの高い靴は不適切ですが、その一方で長年ヒールの高い靴を履いていると、下腿三等筋が緊張し、収縮した状態になっている場合があります。その場合、いきなりヒールのない靴を履くと、後ろに倒れるような感じがします。年齢が若い場合は、もう一度ストレッチをかねて、緊張をほぐしますが、高齢者の場合は、柔軟性に欠けるので、そのあたりも考える必要があります。また、歩行自体には、ヒールが少しあったほうが歩きやすいと言えます。 - 高齢者の足の特徴
現代の20代に比べ、年配者の足は、足長は小さいが、足囲、足幅、踵幅は広い。比較的しっかりとした足体といえます。
- 太すぎる靴型は要注意